除夜の鐘
その昔、除夜の鐘を聞くと子供だった私は
「新年だ!お年玉だ!」
と無邪気に喜んでいました。
大阪の下町、私が生まれた4軒長屋の近くには古いお寺がありました。
あの頃は父も母も若かったし、兄3人姉一人とは少し年が離れた末っ子の私
長男は北海道大学在学中だったので
休み以外はほとんど家にはいなかったが、姉を含めて4人兄弟は
一部屋で雑魚寝状態で湯たんぽを抱えてせんべい布団にくるまって
除夜の鐘を聞いていたころを思いだします。
除夜の鐘を聞いていたころを思いだします。
今年は除夜の鐘を聞けるのでしょうか?
横道にそれますが、
餅つき大会は不衛生だと禁止になり
子供の声がウルサイと保育園建設は反対、
子供の声がウルサイと保育園建設は反対、
公園での声を出しての子供の遊びは禁止、
中・高の野球部の練習では声をださずに無言・・・・。
そして究極のクレームは除夜の鐘がうるさいと・・・?
何が面白くて生きているのでしょうか?とぼやいています。
読売新聞の「編集手帳」からのパクリです。
教会の鐘は「カーン、カーン(Come=来る)」と鳴り
お寺の鐘は「ゴーン、ゴーン(Gone=去る)」と鳴る。
日本人の無常観は鐘の響き「ゴーン」と深い関係があるのではないでしょうか?
明暗ともに、たくさんの驚きずくめの年がまもなく暮れていきます、
誰にもそれぞれの「悲しみ」があり、「喜び」があったでしょう。
独り言に付き合ってくれる友が「葡萄のお酒」か、「お米のお酒」かはともかく
しみじみと「去る」の「ゴーン」に耳をすませたいと思います。
大みそかの夜、日付が変わると同時に停泊中の船から一斉に鳴り出す霧笛は
埠頭 のそばにお住まいの方にはおなじみでしょう。
あらたまの年へ漕ぎ出す夜更けには波止場の
「ボーー=Born(生まれる)」がお似合いかも。
"Tomorrow is never promised, so today I want all my friends and family
to know how thankful I am that all of you are in my life."
皆様への今年最後のメッセージはリチャードギアから借り受けました。
みなさま良いお年をお迎えください。
by kanreki0401
| 2017-12-31 16:51
| 日々のなにげない出来事
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